官製談合事件 全員協議会で市議会に報告 事件以前にも不審な点が⁈

11月19日に市の職員が逮捕された官製談合事件を受けて、市議会で全員協議会が開かれました。


冒頭に市長の陳謝から始まり、これまでの経緯が説明されました。


事件の概要は、平成29年12月に執行した「徳山動物園リニューアル北園工場」の条件付一般競争入札に関して、同年11月下旬に市職員が建設会社社長に設計金額を教示したという官製談合事件です。


この事件以前にも入札で不審な点が⁈

今回の報告で私が一番気になり、質問もした箇所が説明の冒頭でありました。

それは事件の発端は、平成28年に入札審査会から入札に関して不審な点があると市長に伝えられ、市長から警察に相談するように指示があり、その結果今回の事件が発覚したという事でした。

という事は、明らかに今回の事件以前に別の事案で入札に関して不審な点があったという事です。


非常に気になる部分ですがこれらの詳細については現在はまだ捜査中の段階のため、今回は捜査に支障がない範囲での報告という事で明かされませんでしたが、然るべき時にはまた議会で追加の報告を聞くようになると思います。


また、この事件を起こした市職員は起訴が決まれば休職、有罪となれば懲戒免職となる事。業者には最も重い処分である2年間の指名停止とした事。市長や関係職員の処分は検討中である事など行政の対応が示されました。


事件の真相はまだこれから

今回の事件の事実解明はまだまだこれからです。今後の警察の捜査やその後の行政の真相究明の自助努力によって徐々に明らかになってくると思います。

しかし大切なのは、今回の教訓を元に徹底した再発防止策の構築や、行政職員や業者のモラルの醸成、入札制度や行政に対する信頼回復などに市をあげて取り組んでいく事です。

私もこれを機会にもう一度しっかり勉強して、信頼できる入札制度について考えて行きたいと思います!

そしてまた進展があればこのブログでも更新していきます。



ちなみに、この入札の工事で整備された噴水広場や夫婦ヶ池の親水エリアは、完成したこの夏に、当時ブログで書いていましたのでリンクを貼っておきます。ご覧ください。↓

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