我がまちの危険を察知!青年部でDIG災害図上訓練

新南陽商工会議所青年部の月一の勉強会・例会男塾で「DIG災害図上訓練」を実施しました。【講師・進行:井本(防災士)】


このDIGとは、Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)を合わせた言葉で、図上訓練で大規模災害がまちを襲うその時、どうなるかを疑似体験して対策やまちの特徴を考えるゲームです。

防災の講座などではわりとメジャーな訓練ですが、今回のメンバーは皆んな未体験で興味津々で取り組んでくれました。

今回のDIGは青年部用にちょっとカスタマイズしたものを用意しました。


自分たちの住むまち、働くまちの富田チーム、福川チームの全3班に分かれてスタート。


まずは、このまちの構造をつかむために主要道路や線路、河川、海、堤、公園、広場などの色塗り。

そして自宅や職場、公共施設や医療機関、消防署、避難所、食料や日用品の店舗、重機などを持っている企業なども地域資源を把握するために塗っていきます。

更に危険な場所として、ハザードマップの危険箇所、倒壊や浸水すると危険な施設、古い大きな施設なども塗ってマップを埋めていきました。

この時点でかなりまちの様子が見えてきます。


ここで南海トラフ巨大地震が発生!

周南市での本当の想定、最大震度5強が発生!その時、このまちに起こる様々な危機を想像力をめぐらしてマップに書き込んでいきます。


その後、土砂災害、津波、コンビナート事故と次々に襲い掛かる危機!

マップの情報から被害を想定、そこでとるべき対策やまちの特徴など、みんな喧々諤々いろんな意見を出し合い、疑似体験した大規模災害を書き込み検証していきます。

そして最後にグループごとに結果発表!


それぞれ真剣に災害やまちに向き合って考えた意見、また多種多様な職種、業種で働くメンバーならではの多様で専門的な意見なども飛び出しました。

この夏は地震や豪雨、台風など全国でたくさんの災害が起こり、周南市でも7月豪雨災害で未曾有の被害が出てしまいました。


今回のこの訓練をきっかけに、次の災害に対して何ができるか、みんな普段から考えるきっかけになったのではないかと思います。

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