周南市の豪雨による被害状況のまとめ

7月5日から8日にかけて、西日本をかつてないほど広範囲で記録的な豪雨が襲いました。

この度の大雨の被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げます。


周南市でも、地域のよっては大変な被害が出ています。

執行部から今回の災害の状況や被害状況について報告があったので、まとめてお知らせします。(H30.7.9時点)




1.警報発表の状況

まずは警報の発表状況ですが、周南市でも5日の深夜から9日の早朝までの長時間にわたって大雨警報がつづき、6日には洪水警報も出ています。


2.雨量の状況(総雨量と最大時間雨量)

市内各地の雨量ですが、総雨量が軒並み300ミリ近くまで降り、特に勝間では479mmという大量の雨が降っています。市内全域で大雨が降り注いだのですが、特に熊毛地域で多かったことが分かります。

また最大時間雨量の時間からも、5日から7日にかけての長い時間に大雨が市内全域で続いたことが分かります。


3.河川の水位

市内の河川では今回、夜市川と島田川の二河川が氾濫の危険水位を上回り、とても心配される状況でした。特に島田川周辺の各所で氾濫し、浸水の被害が起きました。下流の光市でも大きな氾濫・浸水の被害が起きた事からも、流域全体の水量が多かった事が考えられます。


4.避難情報発表の状況


主に「3.河川の水位」に連動したかたちでその流域に避難準備と避難勧告が出されています。また土砂災害危険地域にも指定さえれている櫛ケ浜の一部にも避難勧告が出されています。

ただし、報道でも言われているように住民が避難勧告、避難指示、避難準備・高齢者等避難開始の意味をしっかりと理解して行動に移しているのかは検証と対策が必要なこれからの課題だと認識しています。


5.避難者の状況

今回の豪雨では6世帯14人の方が避難されました。災害の規模や雨量、河川の状況から見てもとても十分な避難とは言えません。空振りに終わっても構わないので避難を行い、災害に対する危機意識をもっと高めていく必要も感じます。


6.被害状況

本当に残念なことに土砂災害で一人の方が亡くなられてしまいました。心からご冥福をお祈りいたします。住宅の被害は床上・床下浸水が47棟、これらの被害が出たのはやはり最も多い雨量を観測した熊毛地区でした。

そして23路線で通行止めとなる道路の被害も起きました。(次の図を参照)


7.道路の通行止め箇所

中山間部を中心に多数の路線が通行止めになっています。早期復旧に向けて取り組んではいますが、復旧に時間を要する路線もあると思います。

ご不便をおかけしますが、迂回路を事前に確認する、時間に余裕をもって移動をするなど、それぞれ対応をお願いします。


最新の道路の状況はこちらからどうぞ☟


今回の豪雨災害で被災された方、何か相談がある方は周南市が「被災者相談窓口」を設けています。

またり災証明の発行も行っていますので、下のリンクから市役所HPのご案内をご覧ください。

また周南市では災害ボランティアセンターを立ち上げました。(周南市社会福祉協議会 熊毛支部)

私も明日、災害支援ボランティアに行ってきます。皆さんも是非ともご協力をお願いします。


全国の被災地域、また周南市の各地域の一日でも早い復旧・復興をお祈りいたします。

0コメント

  • 1000 / 1000