令和3年度の市政を質問!東京五輪の事前キャンプ誘致は残念ながら見送り...

周南市議会・令和3年3月定例会で登壇して、新年度の施政方針や予算に対して質問しました。


周南市議会は毎年3月の定例会では会派ごとの“会派質問”が行われます。

会派で割り振った一人の持ち時間45分をフルに使って私も質問を行いました。

(実際には、持ち時間をオーバーして約60分使い、会派メンバーには迷惑をかけました...)

施政方針に対する質問

まず令和3年度の「施政方針に対する質問」について、以下のような事を聞きました。


  • 新たに設置される「子ども局」の狙いは何か。組織体制の位置付けはどうなるのか。
  • 新たに中学校に配置する「部活動指導員」の内容は。またその担い手は。
  • 脱炭素社会(カーボンニュートラル)の時代に「水素先進都市」としてどう取り組んでいくのか。
  • 「犯罪被害者等支援条例」の制定に着手するきっかけや背景は何か。

(↓ちなみに令和3年度の施政方針はこちら)

新年度予算に対する質問

次に「新年度予算に対する質問」については以下を聞きました。


  • 前年比3.2%減少が予測されている市税収入の算出根拠は。また予測を超える減少に対する見解は。
  • 新年度予算は新型コロナから市民を守る予算となっているか。またアフターコロナや新しい生活様式を見据えたものか。
  • 新南陽総合支所が整備に向けて本格的に動き出すが、予算計上されている費用の内容は。
  • 東京オリンピックの事前キャンプ地の誘致を進めてきたが、今後どうするのか。

新年度予算については、この後の日程の予算決算委員会で十分な時間をとって審査が行われます。

また予算の中には、子ども医療費助成制度の拡充(小学生を持つ家庭の所得制限を撤廃)も計上され、可決後には今年10月から適用される予定となっています。




東京オリンピックの事前キャンプは見送り

上記の最後の質問にもあるように「東京オリンピックの事前キャンプ地の誘致」についても聞きましたが、答弁の中で大きな変更が示されました。


この誘致について私は5年前の平成27年6月議会以来、たびたび提案してきました。

一昨年前の9月にはブルガリア共和国の男子レスリングチームを迎える準備を進めている事が報告されました。

しかしその後、東京オリンピックの開催延期、そして長引く感染状況、不透明な今後のオリンピックの動向など先行きの見えない状況に事前キャンプの誘致はどうなってしまうのかと大変憂慮していました。


今回の質問で市は、選手と市民の交流事業ができない事や国が示している選手などへの感染対策への対応、市民の不安、調整が困難である事などから、事前キャンプの実施を見送る事が示されました。


今回の決定は大変残念ですが、現在の状況を考えると仕方のない事だと理解しました。

長い間ご苦労やご努力いただいた市職員や関係者の皆様には改めて感謝申し上げたいと思います。

いつかコロナ禍が過ぎ去った頃に、今回の繋がりが活かせるような交流の機会がある事を個人的に願っています。


0コメント

  • 1000 / 1000