“福祉タクシー”の確保が困難に⁈市民の危機を告げる声を質問に!

周南市議会・令和2年9月定例会に登壇して一般質問を行いました。


今回の私の質問テーマは大きく一つ、「福祉タクシー」について問い質しました。


この「福祉タクシー」というのは簡単に言うと、一人で移動することが困難な要介護者の方などが、運転手の介助行為などによって安心して移動する事ができる福祉の移動サービスです。

通院やリハビリなどで幅広いニーズがあり、利用者にとって健康や生命・生活を支える上で欠かすことのできないものとなっています。


しかし、今年11月に市内の事業者が福祉タクシーの分野から撤退する事となり、代替え車両の確保が困難になる事態が起きているようです。(特に新南陽や西部地区など市の西側)


移動手段を絶たれた利用者にとっては自らの健康や生命に関わる重大な問題です。
また、福祉行政をあずかる市としても現状をしっかりと捉え、今後を見据えて対策を講じていく事は極めて重要だという認識から質問しました。



実は今回の質問は、市民の方から困難な状況を告げる手紙が届いた事がきっかけでした。

市は現在、こうした状況を把握していないため事業者への聞き取りなどを進め、今後早急に何ができるか検討していきたいという事でした。


まだ具体的な解決策は見えず、大変難しい問題ですが、市は民間事業者と連携を取って問題解決に向けてあらゆる対策を講じていただきたいと思います。




※以下が今回通告した質問内容になります。


1.福祉タクシーについて

(1) 福祉タクシーは要介護者などが安心して外出するために欠かすことのできないサービスであるが、本年11月に、撤退する予定の市内事業者もあると聞いており、利用者は大きな不安を抱えている。そこで以下を問う。

ア. 現在、市内で稼働している福祉タクシーの台数と利用可能件数は幾つか。また利用件数の実績は何件か。

イ. 事業者が撤退すれば、特に新南陽地区や西部地区の利用者は代わりの福祉タクシーの確保が困難となる。また透析治療の通院などに対応できる福祉タクシーの確保はさらにハードルが高いと聞くが、市はこの問題をどのように認識しているか。

ウ. こうした問題を解決するため、事業者の業務拡大や参入を促すための働きかけや支援ができないか。

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