新たな学校給食センターが完成!新年度から市西部地域へ美味しく安全な給食を!

「新南陽学校給食センター」が完成し、所管する教育福祉委員会で施設の現地視察に行ってきました。


この新たな給食センターは、老朽化した2つのセンター【徳山西(所在地:新地)と新南陽(所在地:福川南小学校内)】を統合した施設です。

周南市西部地域(富田、福川、和田、夜市、戸田、湯野、菊川)の各小中学校(14校)に給食が供給され、1日最大4,000食を提供できる能力を持っています。(市内最大)

またこの新センターは高い衛生基準を満たすために様々な工夫が施されています。

食材の搬入、下処理、煮炊き、焼き物・揚げ物、搬出、洗浄など各行程や食材の種類によってそれぞれ区切られたエリアで作業が行われます。


新センターを画像で紹介

センターには見学コースも用意されていますが、施設が稼働を始めると作業エリアには立ち入れません。今回、画像をたくさん撮ってきたのでご紹介します。


下の画像は食材の搬入エリア。

食材ごとに別々の搬入口があり、万一の汚染の広がりやアレルギー食材の混入に配慮されています。


食材の洗浄や下処理を行うエリア。

下処理を終えると画像の奥に見える調理エリアへ食材を送ります。(作業員もエリアを超えて行き来できません。)


煮炊きの調理室には12基もの大きなガス釜が設置されています。


揚げ物エリアにはフライヤーが並んでいます。まるで食品工場のようです。


焼き物用の大型のスチームオーブン。


食器もこの度新調されます。

先割れスプーンはずいぶん前から使用されていません。


そして、搬出口から各小中学校へ。

このセンターの所在地は福川南町(保土谷化学の沖、岸壁のそば)で、目の前には周南大橋が架かっています。


海から近い事もあり、津波や高潮の対策として施設は2mのかさ上げの上に建てられています。


そして、このセンターには災害時などで使用できる煮炊き窯(移動可、ガス・薪使用)も備えています。

この窯で一度に約200リットル(約400人分)の汁物・煮物の煮炊きができ、今後、地域の防災訓練などで利用できるそうです。



新年度から学校に供給開始!

このセンターはこれから開業準備を進め、新年度から各学校への供給開始を目指します。

アレルギーに対しては、新たなセンターで除去食から始め、将来的には代替え食の調理の行えるようにしたいという事でした。


今回の整備で市内の学校給食センターは全て、国の定める衛生基準を満たした学校給食センターとなりました。

子ども達には衛生的にもアレルギー的にも安全で、そして美味しい給食をたくさん食べて元気に大きく成長してもらいたいです!




※今回の施設の整備手法は、周南市で初めてPFI(民間の資金とノウハウを活用した公共施設の整備手法)を活用して整備されました。
その後このPFI手法は、現在今年の夏休み明けまでに整備が進められている周南市の小学校普通教室の空調整備にも採用されています。

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